◆コンセプト◆
ジッパーの歴史は1891年、アメリカで発明される・・・ それから127年・・・
私たちの日々の生活や仕事に欠かせないアイテムである。たんなる開けて閉めるだけのジッパーに何の魅力があるのだろうか？
ここに違いを求めるのは、作り手のエゴかも知れないが、それでも私たちはジッパーが好きである。
1953年創業から、ジッパーを作り続けてきた情熱、こだわりは1本1本手作業に込めています。最高の機械はないが、最高の手はある。
手作業にしか出せない味、そんな私達の想いを込めたジッパーをあなたにも感じ取ってほしい・・・
◆ジッパー部材名称◆
ジッパーの種類には大きく分けて2種類あります。
１．金属（エレメントが非鉄金属で出来ています）
２タイプの製法があります。
①プレスタイプ：板状の材料を機械内部金型で成型し、１つずつテープに喰い付けていきます。
材質はアルミ、丹銅、洋白と３種類あります。
②鋳造タイプ：テープ上に亜鉛ダイキャストと呼ばれる特殊な金属を高温で溶かしテープ上に射出成形していきます。
２．樹脂（エレメント（フィラメント）が樹脂で出来ています。
２タイプの製法があります。
①コイル：ポリエスター樹脂を材料としたフィラメントを連続したコイル状にし、テープに縫い付けていきます。
②ジュラコン：ジュラコン樹脂を溶かし、テープ上に射出成形していきます。
金属ジッパーのテープに関しては、ポリエスター、または綿１００％もあります。また、No.3～１０とサイズの規格があり、
番手が大きくなるにつれジッパーも大きくなり、強度も増します。
◆WALDES Zipper 取り扱いについて◆
WALDES、1930年代のアメリカで実在していた歴史あるジッパーブランドです。時代の流れと共に風化し、フリーになっていたこのブランドの商標権を得て、当社でヴィンテージジッパーとして復刻しました。
１．1930～1950年代当時の製法と規格を忠実に再現しています。
①テープは綿糸100％を使い、昔ながらの力織機で織っています。
横糸を強く打ち込み、強度のあるテープに仕上げてあります。
②コードは別で綿糸100％を撚り合わせ、テープに丁寧に縫い付けています。
③スライダー、オープン金具、止め金具を当時の形状、雰囲気を復元しています。
２．WALDES Zipperの特性
①エレメントにメッキは施していません。その為に、Zipperが革やデニムとともに経年変化を起こします。
故に他社に無い、こだわりのヴィンテージ感を生み出します。
②スライダー、オープン金具、止め金具など仕様の選択肢が多くあり、製品に合わせた妥協の無い附属選びが可能です。
③テープには綿100％とポリエステルの2種類があります。用途に合わせてお選び下さい。
④特に綿は独特な風合いと素材感があり、環境に優しい製品です。
⑤1930，1940年代の素材感が現代のヴィンテージファッションに適しています。
⑥少量、多品種、即納で対応します。
⑦サンプルは１本から迅速に、本生産につきましてもお客様と打ち合わせの上、短納期で対応します。
⑧綿テープは別注色（60ｍ～対応）、オリジナル引き手、刻印等も対応出来ます。
３．製品の留意点
①綿テープは、ポリエステルと比較して摩擦、引っ張り強度、耐色に劣ります。
②綿テープは、堅牢度が３級以下です。加工、洗濯、摩擦、汗、光による移染、退色が起きやすいので注意が必要です。
③綿テープは染色ロットにより多少の色ブレがあります。
④メタルジッパーはエレメントの形状上、逆開オープン、W仕様など上下でスライダーの滑りが異なる場合もあります。
⑤エレメントのAG、BK仕様はメッキではなく薬品による特殊加工を施してあります。
縫製の際には、生地にエレメントの色が移行する可能性もあります。
また、摩擦や後加工等で表面が変化することもあります。
※お客様による後加工等での不具合に関しましては、当社は一切責任を負いかねますので、ご理解頂いた上でご使用下さい。 また、後加工される場合には加工の方法や薬品、染料、環境によってジッパーに変化や影響が生じる可能性もあります。 必ず、テストを行われた後にご使用下さい。